目次
解像度とは?

解像度とは画面や画像の精細さを示す指標で、縦横に並ぶピクセルの数で決まります。ピクセル数が多いほど、画像はなめらかな見た目になります。
一般的に提供されている解像度を、以下の表にまとめました。
解像度 |
ピクセル数 |
フルHD |
1920×1080 px |
QHD |
2560×1440 px |
4K |
3840×2160 px |
5K |
5120×2880 px |
8K |
7680×4320 px |
なお、ノートパソコンのディスプレイではフルHDが主流、家庭用大型テレビでは4Kの解像度が主流です。
XR領域で求められる機器の解像度は異なる
XR領域で求められる解像度はVR・AR・MRでそれぞれ異なりますが、フルHD以上を目安にするのが一般的です。
現在、XRデバイスで主に採用されている解像度を、以下の表にまとめました。
デバイス |
解像度 |
VRゴーグル(VRヘッドセット) |
2,560×1,200 px ~ 4,560×2,280 px |
MRグラス |
1,920×1,080 px ~ 4,560×2,280 px |
ARグラス |
1,280× 960 px ~ 1,920×1,080 px |
▽関連記事:リフレッシュレートって何?フレームレートとの違いも解説【知っておきたいXRの専門用語】
https://www.xr-lifedig.com/beginner/240408_01
将来的には解像度の向上でXR体験がさらにリアルに!

XR領域で4K・8K以上の解像度が実現する将来では、より高い没入感と現実世界に限りなく近い体験が可能になります。
高解像度化によって期待される効果を、分野別に以下の表にまとめました。
分野 |
期待される効果 |
航空・宇宙 |
計器パネルや警告灯の状態を正確に認識でき、より現実に近いシミュレーションが可能になる |
医療 |
手術トレーニングや遠隔診療で患部の状態を高精細に観察でき、診断や治療の精度が向上する |
建築 |
3Dモデルの細部まで確認でき、実物大のバーチャル空間内でより正確な設計検討が可能になる |
エンターテインメント |
映画やゲームが臨場感あふれる体験になり、より高い没入感をもたらす |
▽関連記事:こんな手術なら、されてみたい!?医師の"AR手術"導入で、ヘルスケア業界に起きる革命
https://www.xr-lifedig.com/usecase/20240311_02