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XR体験を変える解像度の重要性とは?解像度アップで訪れるXRの未来も予測!【知っておきたいXRの専門用語】

2024.09.05

XR体験を変える解像度の重要性とは?解像度アップで訪れるXRの未来も予測!【知っておきたいXRの専門用語】

目次

    解像度とは?

    解像度とは

    解像度とは画面や画像の精細さを示す指標で、縦横に並ぶピクセルの数で決まります。ピクセル数が多いほど、画像はなめらかな見た目になります。

    一般的に提供されている解像度を、以下の表にまとめました。

    解像度

    ピクセル数

    フルHD

    1920×1080 px

    QHD

    2560×1440 px

    4K

    3840×2160 px

    5K

    5120×2880 px

    8K

    7680×4320 px

    なお、ノートパソコンのディスプレイではフルHDが主流、家庭用大型テレビでは4Kの解像度が主流です。

    XR領域で求められる機器の解像度は異なる

    XR領域で求められる解像度はVR・AR・MRでそれぞれ異なりますが、フルHD以上を目安にするのが一般的です。

    現在、XRデバイスで主に採用されている解像度を、以下の表にまとめました。

    デバイス

    解像度

    VRゴーグル(VRヘッドセット)

    2,560×1,200 px ~ 4,560×2,280 px

    MRグラス

    1,920×1,080 px ~ 4,560×2,280 px

    ARグラス

    1,280×  960 px ~ 1,920×1,080 px

    ▽関連記事:リフレッシュレートって何?フレームレートとの違いも解説【知っておきたいXRの専門用語】
    https://www.xr-lifedig.com/beginner/240408_01

    将来的には解像度の向上でXR体験がさらにリアルに!

    解像度の向上でXR体験がリアルになる

    XR領域で4K・8K以上の解像度が実現する将来では、より高い没入感と現実世界に限りなく近い体験が可能になります。

    高解像度化によって期待される効果を、分野別に以下の表にまとめました。

    分野

    期待される効果

    航空・宇宙

    計器パネルや警告灯の状態を正確に認識でき、より現実に近いシミュレーションが可能になる

    医療

    手術トレーニングや遠隔診療で患部の状態を高精細に観察でき、診断や治療の精度が向上する

    建築

    3Dモデルの細部まで確認でき、実物大のバーチャル空間内でより正確な設計検討が可能になる

    エンターテインメント

    映画やゲームが臨場感あふれる体験になり、より高い没入感をもたらす

    ▽関連記事:こんな手術なら、されてみたい!?医師の"AR手術"導入で、ヘルスケア業界に起きる革命
    https://www.xr-lifedig.com/usecase/20240311_02

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